TBS日曜劇場として注目を集めているドラマ『海に眠るダイヤモンド』。
主演の神木隆之介さんが現代と昭和時代の二役を演じ、その中で宮本信子さん演じる謎の女性『いづみ』の正体が誰なのか視聴者の間で大きな話題となっています。
このドラマは過去と現在が交錯する舞台を通じて、愛と青春、そして家族の絆を描く壮大なヒューマンドラマです。
この記事では、いづみの正体が誰なのかについて注目のキャスト陣や巧妙な脚本を元に考察していきます!
海に眠るダイヤモンドのいづみとは?
宮本信子さん演じる『いづみ』とは、2018年夏の東京で神木隆之介さん演じる玲央(れお)と出会い、突然結婚しないかと言い出した謎の婦人です。
いづみはウォーキング中に、お金がなく毎日その日暮らしの玲央と出会います。
そして、玲央がポイ捨てしたゴミを突き返したときに『私と結婚しない?』と話します。
全くの初対面で結婚を申し出ることから、玲央と昭和時代の鉄平を重ねて見ていたことは間違いなさそうですね。
ホストクラブに案内されたいづみは高級シャンパンを注文したり、多額の現金を持ち歩いてることから、金銭的に裕福な女性であることがわかります。
相関図にも載っているIKEGAYA株式会社の秘書・深田にも命令口調であることから、IKEGAYA株式会社の代表取締役などの重役である可能性も伺えます。
また玲央と共に長崎の端島に訪れた際、『廃墟なんかじゃない』端島を見ると感情が高まって泣き崩れたところをみると、端島を出たくて出たわけではないように感じます。
海に眠るダイヤモンドのいづみの候補は誰?
いづみの正体候補が誰なのかというと、トリプルヒロインの誰かだと予想できます。
トリプルヒロイン
- リナ:池田エライザ
- 百合子(ゆりこ):土屋太鳳
- 朝子(あさこ):杉咲花
現在、有力な候補として挙げられているのは上記の3人です。
それぞれの特徴と、いづみとの関連性を考察していきます。
リナ説
いづみが池田エライザさん演じるリナである可能性がある点は3つあります。
- リナは鉄平にのみ素性を伝えている
- 冒頭端島から離れるシーンがある
- いづみが玲央に言ったセリフが鉄平がリナに言ったセリフと同じ
端島に現れた謎の女歌手として登場するリナ。
鉄平に端島音頭を歌ってほしいと頼むなど、自由奔放でミステリアスな魅力を持つ女性です。
リナは鉄平に特別な感情を抱いているように見え、第1話では福岡出身で進駐軍のクラブで歌っていたことも鉄平にのみ明らかにしました。
鉄平自身もリナに惹かれている様子が伺えましたね。
また、リナは第1話の冒頭の1965年(昭和時代の10年後)に端島から逃げるように小さな船で去っていくシーンがあります。
つまり、他の住民のように移住したというよりも端島に住み続けられない理由があったと考えられます。
さらに、第1話の現代ではいづみが玲央に対して『人生、変えたくないか? ここから変えたくないか?』と問いかけるシーンがあります。
特にこのシーンが鉄平がリナに対して同じような言葉を投げかけていたシーンを彷彿とさせるため、いづみがリナである可能性も考えられます。
百合子説
いづみが土屋太鳳さん演じる百合子である可能性がある点は3つあります。
- ネックレスを押さえる仕草が一致
- 財力がありそう
- 鉄平がリナに言ったセリフを聞いている
鷹羽鉱業の職員の娘である百合子は、一見自由奔放で明るい女性ですが、過去に何かしらのトラウマを抱えている様子が伺えます。
また、幼馴染の朝子に対しては意地悪な態度をとることもありましたね。
百合子は胸のネックレスを押さえる仕草が、現代のいづみの仕草と一致していることから、いづみの正体は百合子なのではないかと考える人もいます。
さらに、百合子は身に付けている服装などから財力やビジネスの才能も持ち合わせているような印象があり、いずみの持つ財力やビジネス手腕とも共通しているのかもしれません。
あとは『人生、変えたくないか? ここから変えたくないか?』というセリフを鉄平がリナに言っていた現場にいた点からも、同じセリフを言っていた説明も出来ますね。
朝子説
いづみが杉咲花さん演じる朝子である可能性がある点は3つあります。
- 鉄平が好き
- 飲食店経営の知識がありそう
- 髪留めの位置が同じ
- 鉄平がリナに言ったセリフを聞いている
銀座食堂の看板娘である朝子は、幼い頃から鉄平に想いを寄せているものの、なかなか気持ちを伝えることができずにいました。
彼女は鉄平と年齢が近く、幼馴染として長い年月を共にしてきたため、いづみと年齢が近いという点も注目すべきポイントです。
朝子は、しっかり者であるからこそ飲食店の経営についても知識があった可能性が高そうです。
いづみが玲央に対して飲食店の原価率について詳しい知識を持っていることから、朝子が過去に培った知識が、いずみの行動に反映されているのではないかと推測されます。
そして、朝子といづみの髪留めの位置が共通しています。
偶然の一致である可能性もありますが、ぶっちゃけ髪留めは無くても演じることはできますし、わざわざ共通させていることから、ドラマ制作陣が何か意味を持たせているようにも感じます。
さらに『人生、変えたくないか? ここから変えたくないか?』のセリフを聞いている点も、リナ、百合子と同じですし、好きな気持ちがある鉄平から自分が言われたとすれば・・・と考えていたなら印象が強くて記憶に残っている可能性もありそうです!
海に眠るダイヤモンドのいづみの正体予想
いづみの正体は朝子ではないかと予想します!
最初はいづみの正体はリナだと予想していました。
特に冒頭のリナが端島を離れるシーンが印象的でしたが、現代は無人島になっていることから、島民すべてが島を離れていますよね。
ずっと暮らしてきた地を離れるのは誰でも悲しい気持ちになりますし、それだけでは説明が難しいように思います。
百合子説については、3人のヒロインの中で第1話終了段階では、一番可能性が低いようにも感じました。
あくまで財力がありそうな見た目ですし、賢将とは付き合っているようでした。
もしこのまま賢将と結婚するような関係であれば、昭和時代の1955年から玲央と出会う2018年までの63年後、初対面で玲央に結婚を申し出ないと思います。
ただし、相関図には賢将と百合子の間がハートマークの後に『?』がついているのが気になります。
過去のドラマでもドラマのストーリーに合わせて相関図を変更していることが多くありましたので、今後関係が変わる可能性もありそうですね。
個人的に有力ではないかと感じている朝子については、特に『鉄平が好き』『髪留めの位置が同じ』という点が特に有力だと感じました。
やはり鉄平が好きな気持ちが強くないと、初対面である玲央に結婚を申し出ないと思います。
また髪留めの位置も『あえて一緒の位置にしている』と感じます。
逆にいづみと朝子が関係ないのであれば『髪留めの位置を合わせていたのは何だったの?』と視聴者にモヤモヤさせると思いました。
例えば、朝子が亡くなってしまって、朝子の髪留めを受け継ぐように・・・という展開や朝子と同じように髪を留める特別な意味が明確にならないと、髪留めの位置が共通している説明ができないと感じました。
まとめ
『海に眠るダイヤモンド』に登場する謎の婦人『いづみ』の正体は、トリプルヒロインである、リナ・百合子・朝子の誰かだと考察しています。
個人的には以下の共通点がある朝子ではないかと考察しました。
- 鉄平が好き
- 飲食店経営の知識がありそう
- 髪留めの位置が同じ
- 鉄平がリナに言ったセリフを聞いている
玲央と初対面の状況で『結婚しないか』というのは、よっぽど鉄平が好きだった気持ちがないと出てこないセリフかと思います。
ホストクラブの看板も見ていますし、初対面でいづみが『玲央くん』と呼び掛けていることから玲央がホストであることは理解しているはず。
ホストと姫という関係であれば、定期的に会うことはできることも知っていると思いますが、それ以上に『一緒に暮らしたりしたい』というような特別な気持ちがあったのではないでしょうか?
その特別な気持ちの正体こそ、鉄平を好きな気持ちであり、鉄平に想いを伝えられずにいる朝子ではないかと予想しました!