ドラマや映画などで『友情出演』や『特別出演』とクレジットに書かれていることがありますよね。
この『友情出演』と『特別出演』の違いとは何なのでしょうか?
実はギャラ(出演料)にも違いがあるというのは本当なのかについて、解説していきます!
友情出演と特別出演の4つの違いとは?
ドラマや映画の友情出演と特別出演の違いとは、具体的には4つの違いがあります。
友情出演と特別出演の4つの違い
- 出演までの経緯
- ギャラ(出演料)
- 役柄
- クレジットの表記方法
このように4つの違いがあります。
やはり、ギャラにも違いがありましたね。
では次に友情出演と特別出演のそれぞれの特徴について、解説していきます。
友情出演とは?
出演までの経緯
友情出演とは、ドラマや映画の監督やプロデューサーなどの制作陣と交友関係があることが特徴として挙げられます。
つまり、友情出演するキャストさんからの制作陣へのご厚意であることが多いです。
過去には木村拓哉さん主演の映画『マスカレード・ナイト』では、さんまさんの友情出演があったことはネットでも話題になりました。
さんまさんは主演の木村くんと『さんタク』(正月恒例のトーク番組)をやっていたり仲が良くて、完全に友情出演です。
引用:シネマトゥデイ
このように制作陣だけでなく、主演キャストからの交友関係で友情出演が実現することもあります。
制作陣からオファーする以外のキャストの決め方についてもまとめています。
⇒ドラマキャストは誰が決める?実はキャスティングの決め方は決まってない?
ギャラ(出演料)
友情出演のギャラについては、ご厚意ということもあり格安、もしくはノーギャラ(無料)で出演されることがあります。
ドラマや映画の制作にも製作費の予算があるので、通常通りのギャラを支払うことが難しい状況もあります。
過去の作品で一緒に制作したことがある関係であれば、キャストさんも監督やプロデューサーとの交友関係があってもおかしくありませんよね。
出演経験のあるキャストさんであれば制作陣からの交渉があっても、予算の都合があることも理解があるので友情価格(格安)で出演いただければ、制作費を抑えることができます。
製作側と出演側の信頼関係がないと実現できないと思いますので、『友情出演』にはお金ではない関係が見えますね。
役柄
友情出演時の役柄は、ストーリー上それほど重要な役柄ではないことが多いです。
もちろん重要な役柄を担当されることもありますが、割合で言えば重要ではない役柄が多いです。
ワンシーンのみ出演される場合やセリフがない役柄で視聴者から隠れるように出演されていることもあります。
セリフがなかったり、大人数でのシーンに紛れていると、少し『○ォー○ーを探せ』みたいですよね!
私は放送中に見つけられなくて、大物キャストをクレジットで見つけたことも実際にあるので、もう一回見たくなります。
もしかすると私のように『もう一度最初から見たい!』と感じてもらえるような作戦かもしれませんね!
私はどのシーンだったのか気になってしまって、もう一回見直した経験があります!笑
クレジットの表記方法
友情出演の場合、エンディングだけでなくオープニングのクレジットに記載されることもあります。
連続ドラマの場合、毎週放送されるストーリーに登場しない役柄なので、クレジットでは他のキャストに比べて分かりやすく書かれていたり、『○○(友情出演)』と書かれていることもあります。
オープニングでクレジットがあるドラマといえば、大河ドラマや朝ドラが挙げられますね。
最初に見つけることができれば、どのシーンで出てくるのか気になってしまいます!
実際に私はオープニングのクレジットで友情出演の情報をキャッチし、『え!?こんな大物キャストが友情出演で出るの?』といつも以上に集中して見ていたこともあります。
オープニングで友情出演の情報を出す場合は『視聴維持率』、エンディングで出す場合には『見逃し再生回数』のそれぞれを底上げする効果がありそうですね。
特別出演とは?
出演までの経緯
特別出演とは一般的なキャスティングとは違った経緯で特別な役柄で出演することが多い特徴があります。
特別出演は主演を務めることが多い大物俳優が脇役として出演する場合が多いです。
友情出演には、さんまさんのようにビッグな方が出演されることもあるので、大物キャストは必ず特別出演というわけではありません。
友情出演との違いは、この後の3つの特徴が挙げられます。
ギャラ(出演料)
特別出演のギャラについては通常通りに発生することが多いです。
ギャラはキャスティングされるキャストにもよるので、特別出演のギャラが固定化されているわけではありません。
ドラマや映画の製作予算も無限にあるわけではありませんが、大物俳優を起用するとなると一定以上の金額が設定されているかもしれませんね。
役柄
特別出演の役柄は脇役であることも多いですが、ストーリー上重要な役柄を担当されることが多いです。
『チョイ役』というと言葉が良くないかもしれませんが、出番は多くなくても欠かせない演技力や存在感が必要なことがあります。
友情出演では主役とセリフを交わすことがないこともありますが、特別出演の場合はストーリー上欠かせない人物なので、見逃すことはまずないと思います。
クレジットの表記方法
特別出演のクレジットの表記方法は『特別』であることが分かりやすく、最後に書かれることや最後から2番目に表記されることがあります。
キャストの順番やクレジットのトメについても解説しています。
⇒ドラマキャストの順番はどうやって決まる?クレジットのトメ役はどういう人?
まとめ
ドラマや映画の友情出演と特別出演の違いとは、具体的には4つの違いがあります。
友情出演と特別出演の4つの違い
- 出演までの経緯
- ギャラ(出演料)
- 役柄
- クレジットの表記方法
『友情出演』と『特別出演』は、一見似ている表記ですよね。
作品を見る視聴者目線でいえば、分かりやすいのは役柄ではないでしょうか。
ストーリー上重要な役柄なのか、そうでないのかによっても『友情出演』と『特別出演』が分かれているようにも感じます。
⇒ドラマキャストは誰が決める?実はキャスティングの決め方は決まってない?
⇒ドラマキャストの順番はどうやって決まる?クレジットのトメ役はどういう人?
⇒ドラマのキャストかぶりはなぜ起きる?同時期に複数作品に出演や連続出演する理由
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