ドラマ『全領域異常解決室』の第4話では、広瀬アリスさん演じる小夢がついにヒルコ(蛭子)に接触しました。
福本莉子さん演じる豊玉妃花は、小夢にヒルコなのか問い詰められた際に『そうだよ』と答えていますが、ヒルコの正体は豊玉妃花なのでしょうか?
何やら能力のような(SPEC?)を使っているシーンもありましたし、ヒルコの正体で確定なのか考察していきます。
全領域異常解決室のヒルコとは?
ヒルコ(蛭子)とは、『日本書紀』や『古事記』にも登場する神のことです。
イザナキ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)との間に生まれた最初の神(子供)がヒルコです。
無事に生まれましたが不具の子に生まれたため、親から捨てられ、アシの船に乗せられ、海に流されてしまいます。
海に流された後、ヒルコは『日本書紀』や『古事記』に一切登場しない神で、謎が多い悲劇の神とされています。
全領域異常解決室でのヒルコは、半年ほど前から遺体がなく、被害者の持ち物や服、大量の血だけが現場に残される『神隠し事件』が発生しました。
その事件の度に『蛭子(ヒルコ)』と名乗り犯行声明を出して、犯行に及んでいると考えられます。
全領域異常解決室のヒルコの正体は豊玉妃花?
豊玉妃花はヒルコなのか問い詰められた際、ヒルコであることを認めましたが、私はヒルコの正体は豊玉妃花ではないと考えています。
あくまで豊玉妃花はヒルコ役として、暗躍しているように感じるからです。
特に第3話では、ヒルコ役と思われる豊玉妃花がドーナツのようなスイーツを食べていると、すぐ後ろに突然人が落ちてきました。
このような非日常の出来事にも関わらず、大きな音に一切驚かず、現場を見て『あらららら』と似たような状況を何度も経験しているような口ぶりでした。
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その直後、ゼンケツ局長の宇喜之と親しげに話す様子がありました。
『あんまり派手に動かないでください』と言っているところから、宇喜之局長を含めて『ヒルコ』と呼んでいる可能性もありそうです。
動くなと指示を出しているようにも感じられるので、宇喜之は豊玉の指示役にも感じますね。
指示を出すということは、宇喜之にも目的があり、豊玉に実行させているとも言えるかもしれませんね。
つまり、豊玉妃花の1人だけが『ヒルコ』を指すのではなく、組織的な複数人のことを指している可能性が高いと考えました。
全領域異常解決室のヒルコは特殊能力が使える?
ヒルコ(豊玉?)が第4話で、小夢に対して特殊能力のようなものを使い、まるで水の中にいるような呼吸ができない状態にしていました。
しかし、個人的には特殊能力ではなく、何か理屈があると感じました。
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『全領域異常解決室』と名乗りながらも、今までの事件に対してもオカルトで片付けることはなく、再現できるかなどは別問題ですが何かと結論づけることができていました。
それがいきなり『特殊能力です』『SPECです』では片付けられてしまうものではないと感じたからこそ、何か説明できる理屈や仕組みがあると考えました。
確かに小夢が呼吸ができなくなって倒れこんだことは事実ですが、豊玉は手のひらを小夢に向けています。
能力と言われるとそこまでですが、実は手首にチューブなどを仕込んでいて特殊なガスや電波を出していたのではと感じました。
豊玉の服装は手のひらが完全に見えるものではなく、少し手首だけでなく手のひらの一部を隠せるような服装でした。
つまり、チューブなどが仕込んであっても分からない服装でした。
そして、小夢が呼吸できない間、ずっと小夢に向かって手のひらを向けていたことから、手を向け続ける必要があるトリックがありそうです。
全領域異常解決室のヒルコを興玉は知っている?
『ヒルコ』に関しては組織的(複数人)で存在していて、興玉もヒルコ側の人物だと感じました。
理由は2つあります。
- 肩書が室長代理
- 豊玉を追いかけようとしない
それぞれ考察します!
肩書が室長代理
もし前任の室長がいなくなったのであれば、『室長代理』ではなく『室長』になればいいはず。
しかし、『室長代理』と名乗っているということは、『室長』は他にいることも裏付けられます。
そして、あまり長くない期間不在にするから『代理』だと感じるので、『室長』は別の人物で存在していて、すぐには戻れない状況という言い方も出来そうです。
個人的には『すぐには戻れない』ではなく『すでに亡くなってしまった』のではないかと感じました。
つまり、『室長』の肩書は永久欠番のようになっていて、興玉が『室長』を名乗れないのではないかと思いました。
豊玉を追いかけようとしない
興玉は、小夢が豊玉がヒルコではないかと疑っている状況でも、イマイチ話に乗ってこない感じがありますよね。
これは、豊玉が行っている行動(活動)を興玉も知っているからではないでしょうか?
第3話でも家政婦ガッツリ顔を合わせていますが、何か言いたそうというかアイコンタクトを送っているようにも見えます。
実際に第4話の終盤ではキッチンカーに貼られた豊玉神社のお札を見て、何も言わずに走り出した小夢ですが、興玉は小夢と同じ豊玉神社に駆けつけていますよね。
これは偶然には思えないような気がします。
小夢が残した豊玉神社のお札が拡大されてタブレットを見ても、興玉は新しい何かを発見したような様子はなく、『気付いちゃったか~』と言っているような表情でもありました。
ヒルコではないかと疑っている小夢との会話の中でも、興玉が新しい視点での意見を言うわけではなく、『とぼけている』とも取れます。
この行動も興玉がヒルコ側の人間で、出来れば豊玉のことには触れないようにしているのではないかと感じました。
全領域異常解決室のヒルコの本当の黒幕は誰?
ヒルコは組織的な存在で、本当の黒幕は誰なのかというと局長の宇喜之だと考察します!
可能性の1つとして、『室長』というのは宇喜之の妻や家族だったのではないでしょうか?
そして、『室長』の肩書は局長判断で使えないようにしているのではないかと考えました。
さらに『室長』は超常現象に似た方法で殺害されていると考えました。
宇喜之が『ヒルコ』を名乗り、豊玉をコントロールしているのは、室長だった人物の死因や事件の真相を確かめるために、不思議な事件の現場に豊玉を向かわせて、ヒルコとして犯行声明を出すようにしたのかもしれません。
特に第4話では豊玉がパンに麦角アルカロイドを混入させた可能性が高いです。
さすがにすべての事件を豊玉が起こしているわけではないものの、一部事件を引き起こす原因を作っているのかもしれません。
この行動は超常現象っぽい事件の件数を増やすことで、亡くなった室長の事件を捜査するための予算を確保しているのではないでしょうか?
実際に予算の確保を行っている局長も、事件の件数や事件解決の実績がないとコネがあったとしても全領域異常解決室の予算確保は難しいと感じます。
室長の真実を明確にするために予算が必要で、局長が本当の『ヒルコ』であり、黒幕で場合によっては手段を選ばない方法で事件を引き起こしているのではないかと考えました。
事件を引き起こしたり、ヒルコとして犯行声明を出すことで、内閣官房国家安全担当審議官である直毘義道から依頼を受けながら、事件の真相に近づこうとしている可能性もありそうです!
まとめ
ヒルコの正体は3人いて、豊玉妃花、興玉雅、宇喜之民生が組織的に活動しているのではないかと考えました。
本当の黒幕は宇喜之民生で、大切な妻や家族が全領域異常解決室の『室長』を担当していた。
そして、室長が超常現象のような不思議な事件に巻き込まれ亡くなってしまった。
その事件の真相を解き明かすために、ヒルコを名乗り超常現象のような事件に関与しているとして、全領域異常解決室の予算確保を行っていると考えました!
⇒全領域異常解決室は実在する?原作はアメリカ政府のUFO調査機関?